こんにちは、植物男子Kです(*’▽’)
コロナショックによる株価の下落が続いており、投資をされている方の中には資産が目減りし苦しい思いをされている方も多いのではないでしょうか。
僕自身もかなりダメージをうけており、約1000万ほど投資していたものが700万程度に下落し、損失は300万を超えました(;’∀’)


そんな中、僕は先週14日にNISA口座の一部を除き、米国ETFなども含め持っている株式の80%以上を売りました。


僕が売った理由は、さらなる下落を予想しているから。
少なくともあと一か月は株価が下がっていくだろうという自分の直感に賭けて決断しました。もちろん愚かな決断になる可能性は十分にあります。
今回は最近の投資本に書かれている投資の常識について改めて考えてみたいと思います(^^)
投資の初心者が与えられている常識は?

最近流行のインデックス投資本に書かれている内容は以下のようなものです。
- いつ暴落するかは読めない
- 株式が上がってきたときに始め、暴落したらやめてはいけない
- 暴落は安く買うチャンス
- 高齢の方はリスクは低め、若い人はリスクを取っていい
- おすすめは米国株。右肩上がりで成長する
- 長期投資は投資。短期投資は投機
- インデックス投資が無難
- ドルコスト平均法で積み立て投資が良い
- アセットアロケーション投資でリバランス
一言で言うと、相場を読もうとするのは無駄なので、死んだように黙って積み立てることで市場の平均点をとれるのだとするものです。
また経済的自由に関連し高配当株投資にも人気が集まっていました(‘ω’)
動かないほうがマシという常識について

動かないほうがマシという常識

敗者のゲームなどでも市場に勝つことは無駄でインデックス投資をせよと書かれています。
確かに暴落をうけて不安や感情に流されて誤った投資をしてしまう可能性はあります。
- 感情にまかせて動くと上がると買いたくなり、下がると売りたくなる
- 損失を取り戻そうと下がった時点で多く投資しようとする
- ⇒日々の乱高下をほんろうされお金を失う可能性がある
暴落し資産が目減りしていく不安に対して愚かに動く人よりまし。動いて損するという救いの言葉にはメシアの言葉のような魔力があります。

積み立て投資と高配当株投資の功罪

積み立て投資は一度に資金を投入しないという点で高値掴みを防ぐ利点がある一方で、値上がりを続ける相場の場合は、安く買うチャンスを逃すという可能性もあります。
しかしもう一つのリスクは、相場の急落に対処しなければというマインドを奪ってしまうことにあります。
高配当株投資も同じです。配当金の額が高まってくるにつれ、配当金にのみ目が奪われて元本の増減に意識がまわりにくくなります。
損切は悪か?

これらの投資になれてしまうと損切という言葉は愚か者の象徴のように思えてきます。高く買って安く売るのは愚かというトラウマが刺激される為です。
反転すればその通りですが、落ち続ける相場では最後まで逃げだせず大きな含み損を抱えてしまいます。
含み損とは何か?
含み損は確定しなければ損にならないかと言えばそんなことはありません。
残念ながら含み損も損は損です。仮に50%下落し10年たってもどったとしても、即損切りして下落したところで買い戻したひとが資金を倍増出来た一方で、自分は資産をふやすチャンスを失ったという事実は変わりません。
暴落前にやめていた人をどう思うか?

仮に明日暴落して株価が20%下がるとわかっていれば、現金化しておくに越したことはないはずです。
実際聡明な分析ができる投資家の方にはコロナショックで株式が暴落することを予見したり、少額の損切で相場から身を引いたという人もいるでしょう。
これらの方は最近流行の投資本からすれば、ルールを守れぬ愚か者となってしまいますが、もちろんそうではありません。相場を読み損失を減らすための行動をとっただけなのです。
敗者のマインドセット

ベストセラーの投資本において「暴落や上昇を読むことはできない。市場のタイミングを計ることは諦める、個人投資家はプロに勝つ必要がない」ということをかたっています。
世界的ベストセラーに文句をつけるつもりはありませんが、
市場に勝てない、暴落は読めないという敗者のマインドを植え付けられてしまっていないでしょうか?
勝とうとしなければ勝つことは絶対できませんし、読もうと思わなければ暴落を読むことは絶対にできません。
一般投資家は賢くなったのか

投資の常識などが書かれた本を読んだり、インフルエンサーの動画を見ていると自分は大丈夫、自分は過去の愚かな投資家の轍は踏まない優れた投資家なんだと思ってしまいがちです。
しかしベストセラーになってくるような本の情報はすでにプロによって織り込まれており、また実際に大暴落を経験したことがない投資家のマインドは脆いものです。
早々に疑い始める者がでたり、ぎりぎりまで耐えて暴落は買いと買い増しを行った後さらなる暴落に我慢ができなくなり放してしまうといったことをプロは想定して揺さぶりをかけてくると予想します。
そして揺さぶりに耐えたことが必ずしも正解ではないというのも投資の難しさを上げる要因です。
自分の頭で考え行動、結果は甘んじて受ける

相場のどの位置にいるのか考える
相場を読むことはできない、暴落は読めないと書いている本もありますが、相場のどこにいるのかは常に考えておくべきことです。
暴落は10年に一度程度訪れるという経験則とリーマンショックから12年が経過していたという状況はそれだけで警戒感を高めるべき理由といえました。
コロナショックの現在地は?

僕は前回のSARSの経験から、コロナウイルスの症例発生数のピークであろう4月末頃までは全体的に悪いニュースが優勢となることを予想し、少なくとも4月15日ごろまでは売った方が安全だろうと判断しました。
もちろんこれには何の保証もありません。これ以上悪くなる可能性もありますし、今の時点が底になる可能性もあります。
リスク許容度をコントロールする

暴落が起こる可能性や暴落が止まる時期を自分なりに考えて時間の経過とともにリスク許容度を変更していく方法をとった場合暴落のダメージを減らすことができます。
僕も大きな損失をだしていますが、暴落を警戒してリスク資産を抑えていたため暴落のダメージを一定の割合に抑えることができました。この状態であれば暴落が落ち着いたあとも市場から退場せずに再起をかけられます。

常に自分の常識を疑う柔軟な姿勢を持とう

今回のように暴落がくることを予想して行動するのか、考えずにひたすら積み立てするのが良いのか。投資に正解はありません。
現在優良な投資法と紹介されているインデックス投資は後者ですが、それも万能ではありません。
市場が読めない、暴落は避けられない、若い人はリスクを取っていいなど、今当たり前のように宣伝されていることを一方的に信じ込まず、
その常識は本当に確かか?その常識が崩れていたら自分にどのような被害がおこるのかと常に最悪を考えながら、自分のリスク許容度に合わせた投資を行う柔軟さも大切なのではと思います。
投資を始めて約2年半。思えばほぼ頂上からの投資スタートだったとおもいます。配当金なども合わせても300万にちかい損失でやらなければよかったのではという意見もあるかもしれませんが、これからも失敗から学び少しずつでも成長できればと思っています(*^^*)
最後に。投資はあくまで自己責任です。
今売った方が良い、買った方が良いという判断は結果論であり、必ず勝てる方法などありえません。自分で考える、考えないのも自由です。その中でも生活が壊れてしまうほどのリスクをとった投資はおススメしません。
幸運を祈ります(*’▽’)