みなさんこんにちは、植物男子Kです(*’▽’)
今回は確定申告のお話です。
複数の収入先があったり、IDeCoやふるさと納税(6件以上)をしていると行う必要がある確定申告。自分も数年前から確定申告が必要な状態にあったのですが、「書類だけもってきて」という親の言葉に甘えて税理士さんにお願いしていました。
でも今回自分で確定申告をしてみようと思ったのは、株式投資関連の確定申告をしたかったから。実は昨年その税理士さんに「外国税額控除のお願い」を書類を添えて依頼したはずだったのですが、していただけていなかったので、今年は自分でやろうと思っていたのです。
「外国税額控除」というのは海外の株式による売買や配当にかかる税金が、海外と日本で二重にかかっているという問題があり、確定申告をすることで差額を還付してくれるという制度です。
※米国で先に10%、日本で残りの90%に約20%の税金がかかり、合計すると28%の税金がとられている。確定申告により20%を超えた分の約8%分が戻ってきます。
※所得税から控除されるので一定の収入がある場合に利用できる。


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初めての確定申告のメモ書き

確定申告の流れ
確定申告は一人で出来るらしいと聞いていたものの、何から始めていいのかよく分からなかったのでまずネットで調べてみたところ、こちらのサイトから出来るようです。
★以下の同サイトから複数引用させていただいています。
簡単にできるようにしてくれているようで、右上の「作成はこちら」→「作成開始」というというところから作成を行うことができます。

ネットで提出することもできるようですが、今回は印刷して提出を選択↓

所得税の申告を選びます↓

生年月日や収入先が複数あるかなどいくつかの質問に答えると作成開始となります。

その後は順番に自分に関係のある項目に用意した書類にもとに数字などを打ち込んでいきます。自分は株式投資は特定口座で行っているので給与所得からの打ち込みになりました。

株式の損益通算などは分離課税所得の欄から行います。

次いで、医療費控除や社会保険料控除、IDeCoは小規模企業共済掛金控除から、ふるさと納税は寄付金控除の欄に入力します。

さらに住宅ローン控除や、外国税額控除などと続きます。

住民税に関する事柄の入力も忘れずに。


必要なもの

申告する内容によって必要となる書類は変わりますが、今回は以下の書類が必要となりました。
・本人確認書類(マイナンバーカード等)
・源泉徴収票 (提出不要)
・医療費の領収書(提出不要)
・Idecoの納付証明書
・ふるさと納税の寄付証明書・・・(R3年度以降は提出不要になる予定)
・外国税額を証明できる書類
→(楽天証券年間取引報告書)

所得金額調整控除により所得控除の減額は免れました
令和2年度から基礎控除が10万円増額された一方、給与所得控除は年収850万円以上の場合、220万円から195万円と25万円も削減され、残念ながら15万円の所得控除の減額が予定されていました。
でも我が家の場合は、昨年子供が生まれたことで所得調整控除といって「0~23歳の子供等を扶養している場合」にはその差額の15万円が特別に控除されることになりました。

iDeCoの還付

将来の年金を自分でも積み立てようということで始まった個人型確定拠出年金(IDeCo)。積み立てを初めて4年目ですが、最近の株高もあり幸い運用益も出ています。
iDeCoのメリットとして、掛け金を全額所得控除できるというものがあり、毎月2.3万円で年額27万6000円を所得控除できるので、所得税率にもよりますがお得な制度となっています。
ふるさと納税の還付

我が家では楽天ふるさと納税を利用してお米やお肉などの返礼品を頂いています。6か所より多い場合は確定申告が必要で、後日送られてくる寄付証明書を添付する必要があります※
寄付先が複数の場合記入が大変だと思いましたが、すべての寄付先を記載する必要はなく、「A市など」という具合に1か所だけ書けばよく、それほど手間はかかりません。
※さらにR3年度からは証明書の添付は必要なくなるようです。
医療費控除

昨年は子供が生まれたこともあり、出産費用など医療費がいつもよりかかりました。
42万円の出産一時金などの補助があったとはいえ、総額では17万円ほどの出費となり、基準となる10万円を超えていました。 実際控除できるのは10万円を超えた部分のようで、約7万円が控除されました。
なお、僕が唯一受けた医療?であったインフルエンザの予防接種は、予防医療ですという謎のルールにより医療費控除はできませんでした。


株式損失の繰越控除
昨年起こったコロナショックにより株価は一時暴落し、「コロナがまだまだ蔓延し株価の下落が続くだろう」と予測して損切したのが昨年の3月でした。
当時およそ300万円の損失が確定し涙目だった僕ですが、その後の急回復によって一部を利益確定したものの現在の確定損益は・・・

それでも-220万円ほど😱
これを今年以降に引き継いで利益が出たときに相殺してもらうためには、確定申告時に申告する必要があります。実際昨年の確定損は213万円ほどだったようです・・・

配当の損益通算

その際利用したのが配当の損益通算という制度。
株の譲渡損失がある場合に配当利益を相殺することができるようで、具体的には昨年約56万円の配当を頂いたのですが、もともとの70万円にかかっていた約2割の税金を返してあげようというお館様のお情けの制度なのです。あ、ありがたや😭
確定申告によって還付されるのはどうやら来年の1月頃ということで、これは気長に待つこととします。
参考:特定口座で配当所得と損益通算が行われた場合に還付はいつ頃か?SBI証券様
外国税額控除

昨年税理士さんにスルーされた因縁の控除項目。
冒頭でも述べたように、米国株式などの配当に対して米国と日本で二重にかけられた税金約8%分を取り戻すために約4万4000円を申告しました。
なお申告内容が唯一分かりにくかったのがこの欄↓で、いろいろ調べて

証券会社の年間取引報告書の該当する部分を上記のように入力することで良い事がわかり、このように入力して提出しましたが、今のところ問題なく経過しています。

まとめ:確定申告もDIYしてみよう

今回は初めての確定申告についてご報告しました。やる前はなんだかややこしいのかなと思っていましたが、ウェブ上のフォームから必要な項目を打ち込むだけで作成でき、複雑な計算も自動でやってくれるので思ったより楽に作ることができました。
最近は副業や海外の株式投資などを始められている方も多いとおもいますが、いろいろと勉強にもなりますし是非挑戦してみてください。
ではまた(*’▽’)