みなさんこんにちは、パパ見習いの植物男子Kです (*’▽’)
2020年7月に生まれた娘さん。

ちょっと早いけど…いつか国語の勉強を見てあげられるようになりたい。
ということで最近国語について学んでいます。
前回、国語を学ぶ理由として「詐欺などもある世の中で読解力と論理的思考力によって情報を理解し、自分で考えるための基礎になるから」というお話を書きました。

今回は、それを子どもにどういう風に教えていったらいいのかという点を福島先生の「本当の国語力が驚くほど伸びる本」を参考に考えていきたいと思います。
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この本では子どもに論理的思考を身につけさせる3つの方法として
①「言い換える力」=抽象と具体
②「比べる力」=対比構造
③「たどる力」=因果関係
を意識することが強調されていて、
これを意識しながら本を読んだり勉強をするのとそうでないのとでは、子どもの考える力に大きな差がつくのではないかという納得できる内容となっていました。
子供だけでなく、国語を改めて学んでみたいという方にも参考になる内容だと思いますので是非最後まで読んでいただければ幸いです。

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3つの力を意識して論理的思考を鍛えよう
国語力の高い人の話は分かりやすくて面白い

世の中にはこの人の話はすごく分かりやすくて面白いっていう人がいますよね
例えばYoutube大学をされている中田敦彦さん。
小難しい歴史の話や社会の出来事などを面白く、分かりやすく説明されていて、すごいなぁ~と見ていたりします。
小難しい本のポイントをうまく抜き出し、どんな人でも分かりやすいように具体的な例を交えながら、論理的に話しているからこそ分かりやすく人に伝わるんですね。つまり中田さんは国語力がめちゃんこ高いと言えます
参考までに以下は中田さんが「AIの話かと思いきや国語の重要性を語っている本」について話されている動画です。
論理的に考える力を磨くための3つの力

それでは国語力を高めるために必要なこととは何なのでしょうか?
福嶋先生は国語力を高めるために意識したい3つの力を提唱されています。
それが
①「言い換える力」
②「比べる力」
③「たどる力」
なのです。
○言い換える力=抽象と具体

国語力を鍛えるには、本をただいたずらに読みまくればいいわけではありません。
以前「同じ勉強をしていてなぜ差がつくのか」に関する記事で、「本を読んだ後にまとめさせたり、親子で感想を言い合うといい。」ということも書きました。しかしどうせするならどのようにしたら上手くまとめられるのかを知っておきたいですよね。

まとめるには、長い文章の本質だけを抜き取る力が必要です。
では本質とは何でしょうか?
それに関わってくるのが①の「言い換える力」。
この「言い換える力」を少しお堅く言うと「抽象と具体という関係を意識せよ」ということになります。
言葉というのは基本的に抽象的なことと具体的なものがあります。
例えば
「動物」という抽象的な言葉に対して
「ライオン」、「かば」、「サル」などが具体的な動物の名前になります。
文章でも同じで例を挙げると
・お金の知識は大切だ。=抽象的
・例えば金利について知らなければリボ払いのような借金に手を出して生活が苦しくなる。=具体的
この文章について「筆者の最も伝えたい事は何か?」という問題があるとするなら、
「リボ払いをやめろ」という具体的な事例ではなく、「お金の知識は大切」という抽象的な事を書けばいいということになりますし、それはつまり文章の本質を抜き取ることになります。
話を戻すと、文章をまとめるためには文章の本質を見抜く力が必要で、それを子どもに伝えるためには、どうしても抽象と具体という概念を教える必要があるということになるのです。
○比べる力=比較

他人にある物事の重要さを伝えたりするときに、どうしたら分かってもらえるだろうって考えたことはありませんか?
例えば「コロナウイルスの広がりを抑える重要性」を伝えるために日本の状況とフランスの状況を比べます。
世界中でコロナウイルスの感染症が広がりを見せていますが、東京では一時期1日の感染者が1000人を超え、日本全体でも3000人を超えるなどの状況がありました。とはいえ政府にそこまで危機感はなく、GoToキャンペーンなど経済を回すことを推進する意見も多かったようです。
一方フランスでは、ある時期のコロナ感染患者が1日に8.5万人を超えたこともあるそうで、人口比率から日本に当てはめると、1日に17万人ほど出ていることになります。フランスでは医療が逼迫し、病院にかかる事無く高齢の方々がなくなっている現状がおきていたようです。
このように比較してみることで、読者に対し「現状に安堵せず状況が悪化しないように行動するべきだ」という主張が届きやすくなります。つまりこれも文章を分かりやすく伝えるために必要な必須の型なのですね。
これも子どもと日頃から接する際に意識しておきたいポイントではないでしょうか。
○たどる力=因果関係

たどる力は因果関係を見抜く力。
少し精神科的な例を挙げてみると、統合失調症という病気の連合弛緩という症状の説明でこういうのがあります。
※連合弛緩は物事の因果を関係付ける能力が障害される状態。
普通は
外が暑い から オレンジジュース
を頼む
という原因と結果がつながりますが、
情報の統合に障害がでてくる統合失調症の場合
外が暑い から ホットコーヒー
を頼む
あれ?
外が暑い けど ホットコーヒーを頼む だっけ・・・?
というように情報の統合があいまいになってきます。
このように物事には適切な因果関係が存在しています。
他にも、悪名高いリボ払いで因果関係の文章をつくると
①お金が厳しい ので リボ払いをする。 ×
(論理的には○。ただし考え方が終わっているので僕が採点官なら×)
②お金が厳しい けど リボ払いはしない ○
(よけいに苦しくなるため正解)
③お金が厳しい ので 欲しいものを我慢する ○
(身の丈にあった消費が正解)
正しく接続詞を使うためには、それぞれの文や単語の意味や関係性を理解している必要があります。
リボ払いと聞いて毎月の払いが少なく済むのでお財布に優しいと認識している場合は、人生を間違い続けることになります。
まとめ。

途中から例え話が主張しすぎていて本筋が見えにくくなってしまいましたね。
改めて大切な部分をまとめるとすると
国語力があるとたくさんの情報から大切な部分を抜き出し、理解し、他人に分かりやすく伝えたり、行動することが出来るようになります。
国語力を身につけるには子供のころからたくさんの言葉を知ること、そして国語の型を意識しておくことが大切です。
読書や勉強の際に①抽象と具体、②比較、③因果関係を意識することが効率的に国語力を高める近道になります。
もちろん塾でもこのようなことは教えられると思いますが、差を生むのは結局家庭環境なのだと考えれば、親子でこれを意識出来ているかが大切なのではないでしょうか。
本を買ってもはずれの本を買ってしまうこともありますが、この本に関しては僕自身も実際購入して良かった思っています。
実際に子供とどのように振り返ればいいのかというような実践的なことも紹介されているので興味のある方はぜひ読んでみてください(*’▽’)
ではまた(‘ω’)ノ
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